ワンオフ(渓流ロッドのグリップ)

さかニイ

2018年11月21日 17:20

渓流ロッド2019年バージョンのグリップ

M3S工房のDNAを入れたくて昨年から渡部に頼んでいたのだが、返事は「ロッド関係は引き受けない」の一点張り。
頑固者め!
※半年を過ぎた頃から「さかニイ待っててよ!」と変わって、どうも自身にOK出せるまでロッドのノウハウを研鑽してくれていたようだ。
飽きずに頼み続ける事1年、ようやくグリップ製作を引き受けてくれた。

と言っても、寝かせ(エイジング)専用小屋の鹿角たちが材料として良い状態になり、そしてその中から渡部のイメージと合う物があればの話しだが。

まぁ、それでこそ「ハンドメイド」であり、「工房」であり、「職人」なのだがね。
引き受けると言った後の彼の拘りは凄い。
以前にも書いたが、彼は角の入手を鹿の狩猟から始める程の拘り屋。
解体した鹿角が材料となるまでの環境も自分で管理しないと納得いかないそうだ。
初めて聞いたが、求める使途によって〇〇の中で数年以上も寝かせる事もあるとな。


僕からのオーダー内容(イメージ)は至極簡単。
・M3Sの「ランディングネット」「リールノブ」「ルアー」と似合うように。
・ガングリップ的なイメージを望むが、でも従来のガングリップはありきたりだから嫌。
・他に似たような物は要らない、今までに見たこと無いような物が欲しい。
・あとは一切を任せるから好きにやって。
・渡部ならできるでしょ?←本当に言った(笑)


渡部はA3方眼紙に原寸大で絵を描きながら、17時~23時までメシを食う間も与えられず、ひたすら6時間も質問攻めをしてくれたゼ!!

写真等で中間報告はもらっていたが、彼がFBでアップしたので公開解禁と判断して。
使われてる角も三段角ではなく四段角だそうだ。(とっても希少らしい)
角以外では黒柿と、まだ写ってないバットエンドには秘密の木材(まだ言えない)を組み合わせてくれるそうだ。



ニヤニヤ、ワクワク。
はやく出来上がりが楽しみだぜ!!


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